研究内容(小林昭三)
最近までの主要な科学教育に関する研究分野は主に次の2つである.
- 明治大正期の理数授業筆記や教案で探る能動学習法の源流・価値とその現代的再構成や現代的に甦らせる包括的研究
- ICTを基盤にした科学教育の創成で科学概念を形成活用するアクティブ・ラーニング(能動学習)科学教育の研究と支援システムの構築
以上のような研究分野を以下の科学研究費などによって研究・推進
- 明治大正期の理数授業筆記や教案で探る能動学習法の源流・価値とその現代的再構成
小林 昭三 研究期間2015年4月1日~2017年3月31日(予定) - 研究分野:科学教育
- 研究種目:挑戦的萌芽研究
- 研究機関:新潟大学
- 明治理数授業筆記の網羅的探索とその真相・価値を解明して現代的に甦らせる包括的研究
小林 昭三 研究期間 2015年4月1日~2018年3月31日(予定) - 研究種目:基盤研究(B)
- 研究機関:新潟大学
- 授業筆記を探索し解明する明治中期「理科・科学」教育の実相と本質的価値の再構築
小林 昭三 研究期間2013年4月1日~2015年3月31日(予定) - 研究種目:挑戦的萌芽研究
- 研究機関:新潟大学
- キーワード:アクティブ・ラーニング型授業法 / 世界トップレベルの理数教育 / 原子・分子論と階層的自然観 / 小学校生徒用物理書 / 教育実習教案筆記 / 明治中期科学教育の新実態 / 開発主義的授業法 / 高等小学校生徒授業筆記
- 研究概要:全国各地(新潟,埼玉,群馬,静岡,茨城,栃木,神奈川,福島,広島,岡山,徳島,秋田,他) の文書館を探索し,理数分野に重点化して,明治期の高等小学校生徒の授業筆記や,師範学校生徒による高等小における教育実習教案筆記等を多数発見した.それにより,明治20年代以後においても,①物理学・化学・生理学・金石学等の科学分野の教育が実施されてきた.②当時の世界最高レベルの科学や理科の教育,数学や算数の教育の各分野の革新を生む授業が実施されたことを証拠づける授業記録を多数発見した.③学制(明治5年)時代に着手され,十年程の試行を経,小学校教則綱領(明治14年)時代にかけて本格化された理数教育の潮流が,明治20年代以後にも各地で開花したことを跡付けた.その特徴は④理数分野で共通した国際的な源流を持つ特徴的教・・・・
- 明治中期「理科」・「科学」教育の実相・意義・源流の解明と今日的価値の新展開
小林 昭三KOBAYASHI, Akizo:研究期間:2011年4月28日~2013年3月31日(予定) - 研究種目:挑戦的萌芽研究
- 研究機関:新潟大学
- キーワード:世界レベルの科学教育 / 化学筆記 / 新潟静岡茨城の科学教育 / 明治中期の科学教育史 / 物理筆記 / 理科筆記 / 科学教育の現代的再構成 / 自然科学教育(理科,物理,化学,生物,地学,情報) / 高等小学校生徒の授業筆記 / 高等小学校試験問題・答案
- 研究概要:新潟県の村上(木村家文書)や与板(永井家文書)等の高等小学校生徒の授業筆記の発掘・解明を基礎・基本に,新潟における明治中期科学教育現場の深い真相を「物理学筆記や化学・生理学・金石学や試験記録で証拠付ける」新手法で新知見を確証した。日本各地(東北・関東・中部・北陸・近畿・中国)の貴重な史的文書の新発見を続々と実現し,明治中期の理科・科学教育の真相,即ち,「法令・教科書選定・検定」を超えた世界最先端の物理・化学他の科学教育を理科開始後も新展開した「日本に根差した日本型の科学教育の真相・新知見」を解明した。 We found the Students' Science Notebooks (SSN) and examinationresults in Middle Meiji Era (MME) ・・・・
- ICTを基盤にした科学教育の創成で科学概念を形成活用する能動学習システムの構築
小林 昭三KOBAYASHI, Akizo:研究期間:2009年度~2011年度 - 研究種目:基盤研究(B)
- 研究機関:新潟大学
- キーワード:ICT活用能動学習 / ITセンサー / e-ラーニング教材で免許更新講習 / ものの重さと量概念の考え方 / アクティブ・ラーニング/ アクティブ・ラーニング型授業法 / アクリルパイプ系吹き矢 / ガラスビーズ敷き滑走台 / ガラスビーズ敷滑走台 / ビッグバルーン衝突で空気質量測定 / ミリ秒ICTツール / ミリ秒分能ICT活用 / ミリ秒分解能ICT活用 / 化学 / 地学 / 情報 / 明治中期の理科教育 / 明治中期の科学教育 / 物理 / 物理筆記・化学筆記 / 物理筆記・授業筆記 / 理科 / 生物 / 空中浮揚システム / 超軽量力学台車システム:
- 研究概要 ミリ秒分解能ICT活用等によるアクティブ・ラーニング(AL)型授業を創新する豊富な研究成果を得た。例えば「摩擦抵抗が無視できる;超軽量力学台車システム、ホバーサッカー型空中浮揚システム、ガラスビーズ敷き滑走台システム、アクリルパイプ系吹き矢システム、V字型振り子衝突システム、摩擦抵抗が支配的な超軽量紙カップ落下システム」他、等の体系的AL型授業法を研究開発した。これ等の本研究の成果を国内外の学会やワークショップ・ICPE国際会議等で発表・交流して国内外での多様な普及活動に取り組んだ。 We developed innovative active learning(AL) approaches for science education using various ICT tools with・・・・
- リアルタイムIT活用を基軸とした科学教育の新展開と理科支援システム構築
小林 昭三KOBAYASHI, Akizo:研究期間:2007年度~2008年度 - 研究種目:基盤研究(C)
- 研究機関:新潟大学
- キーワード:GPS活用システム / ICT-based Science Education / ITセンサー / active-learning / リアルタイムIT活用 / 無線LAN接続 / 無線LAN接続したITセンサー活用 / 理科学習モジュール / 理科支援 / 理科支援システム / 自然科学教育
- 研究概要:科学概念形成に効果がある最新のITセンサー活用をベースに「active-learning理科学習モジュール群」を研究開発した。抵抗のない世界を手軽にもたらす数々の巧妙なシステム、超高速動画カメラ・運動分析ソフト活用教材、携帯型ICT(無線LAN)活用教材、抵抗が支配的世界での学習モジュール、等の有用なICT活用コンテンツを研究開発した。その効果を事前事後調査等で評価し、その修正・改良で、より効果的な理科支援・学習システムを形成・構築した。・・・・
- ITセンサーや現象分析ソフトによる初・中・高等科学教育の新展開と再構築
小林 昭三KOBAYASHI, Akizo:研究期間:2004年度~2006年度 - 研究種目:基盤研究(C)
- 研究機関:新潟大学
- キーワード:ASPEN / Conceptual Understanding / DVD教材 / Educational Drive Recorder System / Educational GPS System / GPS装置活用 / ICPE / ICPE-2006-Tokyo / ICPE2006東京 / ITセンサー / New Usage of Real time IT / Software for Movement Analysis / Super-light Cart-fun System / UNESCO / Wireless Dynamical Sensor System / ドライブレコーダー活用 / リアルタイムIT活用 / リメディアル物理 / 水中の粘性抵抗下での運動 / 無線LANセンサー装置 / 科学概念の形成 / 空中の慣性抵抗下での運動 / 超軽量台車 / 超軽量容器の落下実験 / 超軽量扇風車 / 運動分析ソフ
- 研究概要:科学概念の形成を効果的に実現する最先端のIT利活用で力学分野、又は圧力・熱分野、等を詳細に記録し分析・検証する授業法を研究開発し、DVD教材集やウェブ資源に集大成して広く普及した。 1.抵抗が極小な教材(超軽量台車、スペースワープ機材、ホバークラフト)活用で、運動法則、運動量、エネルギーなどの分野でも効果的な概念形成をするIT based授業を新展開した。 2.ドライブレコーダーという装置で車の日常的な運動を記録して位置・速度を風景動画と同期・提示する(エクセル活用も可能)授業モジュールを開発をした。 3.GPS装置で多様な運動(飛行機、新幹線、自転車、ランニング等)の3次元位置情報から効果的な速度概念の形成を可能にした。 4.無線LANセンサー・PC装置、携帯センサー装置等の先進的IT活用
- ITを活用した物理の教授・学習支援システムの構築-それに基づく新しいカリキュラムの開発とそれのインターネットによる共有化-
代表 宗像義教(中部大学):2002年度特定領域研究
小林 昭三:研究分担者:コバヤシ アキゾウ 10018822 新潟大学・教育人間科学部・教授 - キーワード:Web教科書 / インターネットによる共有化 / 教材モジュール / 物理教材データーベース / 物理教育メーリングリスト
- 研究概要:私たちは、物理の教育資産の継承と展開を目的として平成8年にNEP(Network for Education of Physics)グループを結成し、インターネット上に物理教材のデータベースの構築を始めた。NEPには大学の教員、高等学校の教員を中心にして、各地の科学館学芸員、各種教育センターの指導主事等59大学機関・80名が参加し活動している。 今回この特定領域研究「新世紀型理数科系教育の展開研究」のお仲間に入れていただいて、特に重点的に研究整備してきた点は「実際の教育現場に役に立つ素材の開発とそれのインターネットによる共有化」である。 第一の成果としては「高校生から読める物理のWeb教科書」の完成である。 これは長年にわたる高校教科書および大学基礎物理教科書執筆の経験がある原康夫(帝京平成・・・・
- IT活用による科学教育の革新と国際的なネットワーク化
小林 昭三KOBAYASHI, Akizo:研究期間:2001年度~2003年度 - 研究種目:基盤研究(C)
- 研究機関:新潟大学
- キーワード:ASPEN / Conceptual Development in Mechanics / Dynamical Cart with Portable Fan / Force sensor / ICPEC / ITセンサー / IT活用効果調査 / Information Technology / NEP(Network for Physics Education) / Pre-test and Post-test / Remedial Physics / Resource Sharing / Software for Movement Analysis / Teleconferencing / UNESCO / distance sensor / ネットワーク化 / プレ・ポストテスト / リアルタイムIT活用法 / リメディアル・フィジックス / 力センサー / 力学概念の形成 / 情報技術(IT) / 教材モジュール / 誤概念の転換 / 超軽量ミニ扇風機台車 / 距離センサー / 軽い紙カップの落下 / 運動分析ソフト
- 研究概要:本研究では情報技術(IT)を教育分野で効果的に活用して、これまでわかり易く教える点で困難が多かった「力と運動」などの教育分野を"わかり易い"はもちろん"感動的な"授業とする最先端のIT活用研究を行った。 実体験が重視される科学教育分野で、実験をリアルタイム(バーチャルでない)に分析・考察する効果的なIT活用法の研究を特に重点的に行い、次のような特色ある成果を得た。運動分析ソフト「運動体解析ソフトMOA-2D」などの開発:運動現象をデジタルカメラで動画として撮影してパソコンに取り込み、その『位置』『速度』『加速度』などを視覚化して、運動法則を準リアルタイムに分析・解析する運動分析ソフト「運動体解析ソフトMOA-2D」などを開発し、あらゆるタイプの運動の諸要素をリアルタイムにグラフ化して実体験す・・・・